インタビュー|横浜市戸部の地域に根ざした歯医者 さくま歯科医院

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「痛いから行く場所」から「メンテナンスに行く場所」へ。

残念ながら「歯科医院は痛みを感じてから行く場所」とお考えの方も少なくありません。しかし、痛みが出ているということは、すでに症状が進行してしまっており、規模の大きな治療が必要な状態です。歯は一度削ると元の状態に戻すことが難しく、健康的に維持するためにはできる限り削らないことが大切です。そこで当院では、説明やカウンセリングを重視し、患者さまに予防・メンテナンスの重要性を理解していただくことを心がけています。患者さまから美容院に行くような感覚で、当院をご活用いただければ幸いです。

歯周病を進行させないためには、どのようなことに気を付ける必要がありますか?

歯科医院を上手く利用していただくことが大切です。歯周病の原因は、お口の中に潜伏している歯周病菌です。歯周病菌をなくすことは難しいですが、クリーニングなどを通してその数を少なくすることはできます。
そのために、歯科医院を美容院に行くような感覚で、気軽に活用いただきたいです。定期的にお口のメンテナンスにお越しいただければ、健康的に維持することにつながります。また患者さまが通いやすい環境作りのために、説明やカウンセリングを十分に行い、良い信頼関係を築けるよう心がけながら日々の診療を行っています。

1回のメンテナンスで1時間お取りしているのはなぜですか?

治療時間が限られていることもあり、お口の中の環境を清潔に維持するためには、歯科医院側の取り組みだけでは不十分です。患者さまにも意識的にケアを行っていただく必要があります。その一つが毎日のブラッシングです。とはいえ、患者さまごとに磨き方の癖があり、磨けていない箇所ができてしまうこともあるので、当院がブラッシング指導でサポートさせていただきます。
お口の中のクリーニングと合わせて、一人ひとりの状態や歯の形に合わせてセルフケアのお手伝いをすることで、患者さま自身でも清潔な環境を維持できるよう、フォローさせていただきます。

先生の実践している予防方法を教えてください。

1日3~4回ブラッシングをしています。朝・昼・夜、それから寝る前です。ブラッシングは予防の基本でもあるため、毎日欠かさずに行っています。
また、定期的に当院の歯科衛生士にクリーニングをお願いしています。誰に対しても丁寧な対応で、お口の中をくまなくお掃除してくれる歯科衛生士なのでとても頼りにしています。しっかりときれいにするために、時間はかかってしまうのですが、それに見合う以上の処置を行ってくれているので、患者さまとしても納得したうえで治療に取り組んでいただけているのかなと思います。

「4種類のインプラント」を使い分けている理由を教えてください。

患者さまのニーズにお応えするためです。例えば、当院でインプラント治療を行った方が、引っ越してしまったり、海外に転勤されたりして、当院への通院が困難になってしまう場合に配慮し、広く普及している海外メーカーのものを2種類ご用意しました。また、サイズのバリエーションが多く、素早い対応が可能な国産のものも2種類採用しています。患者さまのライフスタイルなどをお伺いしたうえで、それに適した種類をご提案させていただきます。

入れ歯と比べた際のインプラント治療の良さとは、どこにあるといえますか?

まず、噛み応えに差があると思います。インプラントは顎の骨に直接人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せるので、噛んだ際にずれることがほとんどありません。天然の歯に近い感覚で噛めるので、歯を失う前のように食事を楽しんでいただけると考えています。
また、異物感がほとんどないのが特徴です。入れ歯は取り外しが可能でケアがしやすいものですが、その分異物感も強い傾向にあります。インプラントならばそういった煩わしさがないため、快適に日常生活を送っていただけると思います。

矯正治療で「噛み合わせ」を重視する掲げる先生が目指す歯並びとはどのようなものでしょうか?

前歯で噛み切れて、奥歯で噛み潰せるような、左右のバランスの良い歯並びです。もし、片側だけでものを噛んでいたりすると、そちらの歯だけに負担がかかり、痛みなどの問題を引き起こす原因となりかねません。また、それをカバーするために、今度は反対側だけで噛んでしまうと、両側の歯の状態が悪化する懸念もあります。
そうなると噛み合わせを崩壊させる原因ともなってしまいますので、きちんと両側の歯で噛める状態に整えることが大切です。より良い噛み合わせにすることで、歯を失うリスクも軽減でき、より充実した毎日を送っていただけるようになると考えています。

痛みの少ない治療を行うためにしている工夫はありますか?

表面麻酔と電動麻酔器は欠かさず使用しています。表面麻酔は歯茎に塗って時間をかけて浸透させることで、注射針が刺さる時のチクッとした痛みを軽減することが可能です。また、一定の速度で注入できる電動麻酔器を使用することで、薬液の圧による痛みも抑えられるよう心がけています。使用している麻酔針もとても細いものを用い、患者さまにできるだけ不快感を与えることのないよう努めています。

さくま歯科医院はどんな雰囲気の歯科医院だと思いますか?

アットホームで、患者さま本位の診療を大切にしている歯科医院だと思っています。患者さまのお気持ちに寄り添いながら治療をするということをとても重視しており、歯科医師から治療を押しつけることはいたしません。どのように状態を改善していくのか、その方法の決定権は患者さまに委ねています。もちろんそのために、事前の説明やカウンセリングで十分にお話をして、患者さまに納得して治療に臨んでいただけるよう心がけています。